いけばなと茶の湯 桑原 宗典 思文閣出版リキュウノチャノハナ クワハラ ソウテン 発行年月:2016年10月26日 予約締切日:2016年10月25日 ページ数:206p サイズ:単行本 ISBN:9784784218370 桑原宗典(クワハラソウテン) 1968年東京都出身。
芸術学博士。
裏千家学園を経て、宝塚造形芸術大学大学院博士課程修了。
現在裏千家教授として、裏千家茶道教室を主宰する。
茶道・茶花講師、(株)JALインフォテック、日本アイ・ビー・エム(株)茶修会、鎌倉女子学院特修科の講師を務める。
茶花講演会、添釜等、華道家や陶芸家、古美術家とのコラボレーション茶会、茶事等にて広く活躍。
日本の伝統藝術の「古典」と「革新」を次世代に伝える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序論/第1章 生花の成立過程(池坊における生花の登場とその歴史的背景ー池坊専慶から二代専好まで/伝書および同時代の記録からの検討 ほか)/第2章 利休の茶の花の変化ー利休の花に関する記録より(利休の花に関する諸記録からの検討/池坊の生花と利休の茶の花における思想の共通性)/第3章 利休と初代専好の関係(「古哲生花四箇伝」からの検討/服部英翁『生花伝書』との比較 ほか)/第4章 利休と専好にまつわる逸話(茶席の花ー『江岑夏書』『江岑咄之覚』『逢源斎書』より/利休の人物像ー『茶話指月集』より ほか)/結語 茶席では掛物と並ぶ重要な役割を持つ茶花。
茶聖・千利休の生けたその花とは、どのような花だったのかー現代ではそれぞれ独立したものとして語られる「いけばな」と「茶花」。
その成立過程をさかのぼることで、両者の根源にある共通性を明らかにし、いけばなが利休に与えた影響と、その花に込められていた思想を探る。
また、初代池坊専好と利休との交流を、本書が初めての翻刻となる『齢花集覧』所収の伝書など、それぞれの史料を精緻に比較することで描き出し、これまでほとんど論じられてこなかった利休の花の成立背景を池坊の花の流れと共に考察する。
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